ソフィア訓練通信(いろいろ学ぶオフィス事務科 S45-2)

「いろいろ学ぶオフィス事務科」では、WordやExcelなどの一般的な事務ソフトのほかに、事務職員の日常業務の中で求められる基幹業務やネットワークに関する知識を習得する授業も設けています。

どのような授業をしているのかご紹介します。(職業訓練の概要はこちら)

基幹業務

「会社の仕事」は多岐にわたります。例えば仕事はまず「引き合い」から「受注」が決まり、「在庫」がある商品はそのまま「納品」できます。でも「在庫」のないものは「購入」(仕入という)したり「生産」をして「納品」します。納品しても「請求書」を出さないと「入金」はありません。 「在庫」のない商品の「仕入」も「発注」をして「納期」を聞き、「入荷」後の「生産」や「納品」のスケジュールを決めます。

『基幹業務』の授業ではこれら「 」で囲まれたひとつひとつの「しごと」について、きちんと学びます。今まで会社の中で担ってきたひとつひとつの「しごと」の全体的な枠組みが理解でき、「私のやってきたしごとは単なる作業じゃなかったんだ」と気づいてもらいたいと思います。

基幹業務

働く人々は、それぞれの職分のなかでこれらの仕事をします。この授業では自分が担当する仕事がどの部分に当たり、その仕事はどこに繋がっていくのか、それは会社全体でどういう役割なのかを学習します。

講師イラスト

会社は商品を納品する「得意先」があり、販売する商品や材料を調達する「仕入先」や「購入先」があってこそ成り立つものといったことも含め、「各ポジションの業務」を学習します。 で、訓練生は《基幹業務》の授業の中で、それぞれの用語の深い意味と役割を学習し、《基幹業務運用演習》で、「会計ソフト」「販売管理ソフト」「給与ソフト」を実際に利用して会社の実務を学びます。

会計伝票の入力や集計、売上伝票や請求書もつくります。社員マスターを作成して給与計算もします。会社のバックヤードではこんな実務がいっぱいあるということを、大きく学ぶ大切な実習授業です。
《基幹業務運用演習》で利用するソフトは「弥生会計」「弥生販売」「弥生給与」です。 ソフィアのもうひとつの業務の柱は、それら業務ソフトを企業に納品しその使い始めや使い続ける運用サポート。講師はその道のプロフェッショナル、認定マスターインストラクタという資格も持っています。

コンピュータネットワークの仕組み

(ネットワークとセキュリティ)

会社ではコンピュータ(パソコン)をつかって多くの仕事をします。そのパソコンは「LAN」や「WAN」で社内や社外のパソコンとつながり「サーバー」にデータを保存し、「インターネット回線」をつかって「メール」や様々な情報のやりとりをします。それらはおおきく「ネットワーク」とよびます。今や「ネットワーク」なしでは会社の仕事はまわりません。 だから、「回線がたりない」「ルーターを買い足す」「無線でつなぐ」といったことが、会社の中ではフツーにでてきます。それらネットワークの基礎知識を学ぶのがこの授業です。

講師イラスト

授業は本当に基本的なことからスタートし「インターネットのそもそもの仕組みと始まり」や、人間には意味不明だけどコンピュータは超得意な2進数(私たち人間が得意なのは10進数)、「デフォルトゲートウェイ」「ルーティング」などの初めて聞くようなカタカナの専門用語も勉強します。

ネットワーク

授業で学んだ知識をもとに《ネットワーク構築演習》で実際のネットワーク機器をつかって小さなネットワークをつくります。よく分からないけど凄いネットワークの仕組み!これを人間がつくったなんて、人間凄すぎ。と人間の偉大さを再確認できる授業だと担当講師は思います。

訓練通信